新年運転会2021
大和川電軌本体のモジュールを組んで、ささやかに新年運転会をしました。
今年は広電をテーマにした運転会を行うので、広電の車両の調整を兼ねています。
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大和川電軌本体のモジュールを組んで、ささやかに新年運転会をしました。
今年は広電をテーマにした運転会を行うので、広電の車両の調整を兼ねています。
2018年7月に、緑化軌道モジュールを製作しました。そのようすはこちらに掲載しましたが、その後、芝の毛足が車両と支障して走行障害を起こすことがわかり、芝の貼り替えを実施しました。
芝として利用したのは、Tomixのレイアウトマットでしたが、これより毛足の短いものとして、KATO(NOCH)の「草はらじゅうたん」を試してみました。
写真を見ておわかりのように、貼り替え前(Tomix)はレール面あたりまで芝が伸びていますが、貼り替え後(KATO)は犬釘の頭を越える程度の高さでとどまっています。
実際に試運転をして、支障がないことを確認し、複線5枚・単線1枚・単複切替1枚の計7枚を一気に貼り替えました。
1.はじめに
鉄コレ猫屋線シリーズジ3・ハ51のうち、ジ3は単端式気動車なのでバック運転ができません。あ、いや、模型としてはもちらん可能なのですが、実物の単端式気動車は逆転機を持たないものが多く、機構的にバック運転できないので、リアルな運転を求めるとなると、終着駅で方向転換が必要になります。そこで簡単なターンテーブル・モジュールを作りました(詳しくはこちら)が、ターンテーブルがないレイアウトでも走れるように、付属のハ51を単端式気動車に改造して、背中合わせに連結してシャトル運転できるようにしてみました。
2.ボンネットの製作
客車を単端式気動車に改造するといっても、模型ですから、ボンネットを新調して前面に貼り付けて、ヘッドライトをおでこに付ければできあがりです。
ボンネットとしては、相棒のジ3のボンネットをレジンコピーしてもよかったのですが、コピーはどうしてもオリジナルより劣化するのと、同じ色にはできないので、苦労して作っても見劣りするだろうと思い、別途ボンネットを新調することにしました。
どうせならジ3とはまったく異なるタイプとして、西大寺鉄道キハ5のようなものを作ることにしました。
(1) まずGM客車キットに付属していた貫通幌を、縦方向に9mmの長さに寸詰めし、裏に0.5tプラ板を9mm×6mmに切ったものを裏打ちしました。
(2) 次に、1tプラ板にストッキングタイプの水切りネットを切って貼り、全体を6mm×4mmにカットしました。
(3) (1)はつや消し銀、(2)はつや消し黒に、エナメル塗料で着色しました。
(4) (1)の中に(2)をはめて両面テープで接着し、(1)を客車の前面に両面テープで貼り付けました。
(5) 3φ真鍮パイプと2φ真鍮棒でヘッドライトを作りました。真鍮棒の先端を丸くやすって真鍮パイプにはめ、適当な長さにカットしました。パイプはMr.カラーのミディアムブルーに、真鍮棒は銀色に塗り、ゴム系ボンドで前面おでこに接着しました。
これで完成です。ジ3とハ51の間のカプラーは簡単に離れないようにカトーカプラーの密連にしています。平坦区間のシャトル運転用という設定です。
この記事は2014年8月に作成したものですが、これまでブログに掲載していなかったので、備忘録として掲載しておきます。ユニトラムでDCCをお楽しみの方に参考になるかと思います。
ユニトラムに限らず、KATOユニトラックのポイントには、選択式として使用する際に転換側のレールに給電するスイッチが内蔵されています。このスイッチを活用して転換方向を示すLEDを点灯することにしました。
ユニトラムポイントの内部スイッチの働きを、上の図と表に示します。選択式に設定した場合は、ポイントを直進側に転換すると先端レールPはNレール側に接続され、先端レールQは無電となります。分岐側に転換するとQはS側に接続され、Pは無電となります。一方、非選択式に設定した場合は、転換方向に関わらずPはN側に、QはS側に常時接続されます。
上の写真は裏ブタをあけて内部スイッチを見たところです。この内部スイッチをよくみると、他に接続されていない端子(写真で茶色のリード線がはんだ付けされている端子:Rとする)があるのに気づきます。端子Rは、非選択式・選択式いずれの場合も、直進時にN側に、分岐時にS側に接続されます。そこで、非選択式の場合に、RとP、RとQの間にLEDを挟めば、転換方向に応じてLEDが点灯することになります。回路図を上に示します。非選択式でDCC電源を用いることが前提です。
原理がわかるとあとは工作です。上の写真のように茶、赤、黒の3本のリード線を取り付けて引き出します。
リード線を外に引き出すために、裏ブタの一部をやすっておきます。裏ブタを閉じて、リード線を外へ引き出します。
ユニトラム線路の敷石部分に穴をあけてLEDを装着し、線路裏側にダイオードと抵抗を配線して完成です。
この工作をしたのち、2016年にTOMIXミニ電動ポイントにも同様の工作を施しました。こちらの方は大和川電軌軌道のブログに記事として掲載しています。 「Tomixミニ電動ポイントを非選択式に改造してLED装着」 をご参照下さい。
猫屋線のシリーズには蒸気機関車や単端式気動車が登場しています。これらを楽しむにはターンテーブルがあるといいな、でも、本格的な電動ターンテーブルは大層だなと思い、簡単な手動のターンテーブルを作ることにしました。
ターンテーブルの回転部分を どうやって作るか。思案しながら、東急ハンズのオンラインショップや、ホームセンター、100円ショップをうろうろしているうちに、CDとCDケースが目に入りました。ちょっといけそうだったので、構成を考えてみました。
CDを指で回すためには、CDの円周部分に指を当ててくりくりすればよろしい。決まった位置にピタリととめるためには、100円ショップのネオジム磁石が好適。電気配線はDCC専用と割り切って、AR1かフログジューサーを1台あてがってやれば十分。案外簡単にいけそうな気がしたので、さっそく工作を始めてみました。
(1) まずCDを指で回しやすくするため、CDケースと台枠の、指に当る部分をカットします。また、地上側のレールとCDケースが干渉する部分はCDケースの方をカットします。台枠にネオジム磁石が入る小穴を開けて、ネオジム磁石をCDケースの裏にゴム系ボンドで接着し、ネオジム磁石が小穴にはまるように、CDケースを両面テープで台枠に貼り付けます。後にターンテーブルからの電気配線を通すために、CDケースと台枠の中心部分に穴をあけておきます。
(2) 次に、CDの上面にネオジム磁石を貼ります。このとき、上下のネオジム磁石がぴったりつ吸い付く位置に貼ることが必要です。CDを180°回した位置にもネオジム磁石を貼ります。貼る位置の精度が後々の使い勝手を左右しますので、台枠とCDに中心線をケガいて注意深く位置合わせをします。
(3) CDにフレキ線路を貼ります。ネオジム磁石と円の中心部分にあたる部分は枕木を避けておきます。地上側の線路を仮置きして、磁石が吸い付く位置で、ターンテーブル上のレールと地上側のレールがぴったり合うように、調整します。
(4) レール上面の高さを合わせるために、地上側に0.5tプラ板を敷いて調節します。これで、主要部分は完成。
(5) Nホイホイ仕様にするために、12mm角の角材で裏打ちし、全体をグレーで塗装します。レールの周辺はレイアウトマットを貼って草地の表現をします。
(6) 電気配線は、図のようにデッキ部分と取り付け線路の間にAR1やフログジューサーのオートリバーサーを挟みます。オートリバーサーは貴重な資材ですので、いろんなことに使えるよう、取り外しができるようにしておきます。これで完成。さっそく試運転。
大和川電気軌道は、中核となる本体モジュール群と、オプションとなるNホイホイモジュール群からなっています。伊丹や御殿場の運転会ではその時々のテーマに合わせてレイアウトを組みますが、2020年の新年運転会では、本体モジュールを本来の姿に組み、いくつかのオプションモジュールをつないでみました。これが本来の大和川電軌のレイアウトに近い姿といえるものです。
まず、レイアウト全景です。
付属となるトラバーサモジュールやループモジュールはこれまで何度か紹介しているので、今回は本体モジュールを中心に紹介します。
本体部分は、高架鉄道に沿った市街地部分(大町地区)と、川(土居川)で隔てられた旧外国人居留区(出島地区)からなっています。線路配置としては全体が8の字のループになっていて、交差部分(十字街)には複線の渡り線があり、運転の自由度を高めています。
●大町駅前
●十字街
●土居川
写真に写っている城門は、現在は複線線路の上に置いてありますが、本来はここにガントレットモジュールをもってきて、その上に城門を置く想定です。
●出島地区
路面電車区間であるGottenburg Straßenbahnの写真を掲載します。
●Gottenburg Hbf(ゴッテンブルグ中央駅)
写真に写っているICEはJR九州かもめのBトレに赤帯を貼ったものです。今回のレイアウトではアクセサリーとして活躍しました。高架線路の上を自動往復運転します。
●城門とガントレット
ガントレットの製作についてはこちらhttp://firefly1106.cocolog-nifty.com/yamtram/2019/06/post-e764e1.html
●Marktplatz(市場前)
●Dom(大聖堂前)
●Flussufer(川端通)
●Kreuzung(十字街)
●Zweite Huggel(二の岡)
●Ostenberg Lake(東山湖)
この6月に、御殿場で仲間と運転会を行いました。
当社からは、N路面モジュールと単線の専用軌道モジュールを組み合わせて、ドイツの路面電車と登山鉄道をテーマとした出展を行い、DCCのダイヤ運転を行いました。
●路線図
●構想
聖なる山Fusenberg。そのふもとの川沿いに発達した城下町は、Fusenbergが神々しく見えることからGottenburgと呼ばれてきました。中世は城壁に囲まれたこの町にも、19世紀になると鉄道が敷設され、中央駅と旧市街を結ぶべく、市内電車(Gottenburg Straßenbahn)が開業します。やがて市内電車は中央駅から旧街道沿いに進んでガントレットで城門をくぐり、新市街のKreuzungを通って郊外の行楽地 Ostenberg Lake まで足を伸ばします。
一方、鉄道開設に伴って、Fusenbergへの登山客が増えます。その需要に応えるために、Kreuzungから分岐して、登山口でもあり温泉が湧くことでも人気の Badenfelt まで市内電車が延長。さらにそこから登山電車(Fusenberg Eisenbahn)が建設されます。当初、登山電車は山頂まで建設される計画でしたが、自然環境保護の観点から待ったがかかり、途中の Mittelpunktまでの開業となりました。急斜面をスイッチバックで登る登山電車は21世紀の今も観光名所になっています。Gottenburg中央駅からMittelpunktまで直通する特急 ”Fusenberg Express"も運転されています。
模型では、Gottenburg Straßenbahn の区間を鉄コレなどの外国型路面電車、Fusenberg Eisenbahn の区間を叡電きららと南海天空、直通特急”Fusenberg Express" を箱根登山アレグラが担当します。お約束の貨物列車も運転します。城門をくぐるガントレットや、N路面軌道隊初の右側通行、スイッチバックでの列車交換など、トラップ満載です。ついに海外にまで及んだ妄想の世界をお楽しみください。
●モジュール配置図
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